[AWS] EC2インスタンス作成(CentOS6) 1/3


Create: 2015/05/06
LastUpdate: 2015/05/06

CentOS6の公式AMIを使用して、EC2インスタンスを作ります。
CentOS6の公式AMIは無料で利用できますが、EC2インスタンスは使用した分だけ課金されます。

ここで作成するEC2インスタンスは、VPCに作成し、自宅からインターネットを経由してSSH接続できるようにします。
リージョンはどこでもいいのですが、今回は、「東京」より安い、「バージニア北部(米国)」を使用しています。

VPC、サブネットの作り方は以下のページが詳しいです。
EC2インスタンスの作り方は、以下のページが詳しいです。

[構築手順]
  1. EC2インスタンスの作成
  2. OSの日本語環境設定
  3. ボリューム拡張


1.EC2インスタンスの作成


自宅からインターネット経由でアクセスできるようにCentOS6のEC2インスタンスを作成し、SSHログインできることを確認します。

1.1.準備


EC2を作成するVPCを用意します。



サブネットを用意します。
インタネット側の自宅と通信したいので、ルートテーブルに インタネット・ゲートウェイが定義されているサブネットを使用します。



セキュリティ・グループを用意します。
SSHのポートが空いてるセキュリティ・グループを使用します。



キーペアを用意します。
EC2インスタンスにSSHログインするときに、ここで選択したキーとペアになる秘密鍵を使用するので、秘密鍵のファイルを持っている必要があります。



1.2.インスタンスの作成


[EC2] サービスをクリックすると、下図の[EC2ダッシュボード]が表示されます。
[インスタンスの作成]ボタンをクリックします。



[AWS Marketplace] をクリックし、[検索窓]に "centos" を入力してENTERします。
CentOSのAMIが表示されるので、スクロールして公式AMIを探します。



今回は、CentOS6の中で、更新日が一番新しい、"CentOS 6 (x86_64) - with Updates HVM" を選択します。
HVM を選択すると、性能が良い最新のインスタンスタイプを使用できます。



下図の画面が表示され、使用料金が記載されています。
ソフトウェア使用は無料ですが、EC2インスタンスは課金されます。
下にスクロールします。



[Continue] をクリックします。



今回は検証目的なので、[t2.micro]を選択します。
[次の手順:インスタンスの詳細の設定] をクリックします。



[ネットワーク]、[サブネット]は、上記1.1.で用意したものを選択します。
インターネット側の自宅と通信するには、パブリップIPが必要なので、[自動割り当てパブリックIP]を"有効化"します。
[自動割り当てパブリックIP]は、インスタンスを起動するたびに変わります。パブリックIPを固定したい場合は、別途、ElasticIPを設定します。
下にスクロールします。



プライベートIPも自動割り当てにします。自分で特定のIPを指定したい場合は、[プライマリIP] にIPアドレスを入力します。
一度、割り当てられたプライベートIPアドレスは、固定されてインスタンスを stop/start しても変わりません。
[次の手順:ストレージの追加]をクリックします。



AMIのデフォルトのサイズは 8GB ですが、[サイズ] を "10" に増やします。
インスタンスを削除したときに、ストレージ(EBS)も削除されるようにしたいので、[合わせ削除]をチェックします。
IOPS は秒間のI/O回数です。EBSのIOPSについては、以下が参考になります。
[次の手順:インスタンスのタグ付け] をクリックします。



[値] に、このインスタンスの名前を入力します。
[次の手順:セキュリティグループの設定]をクリックします。



[既存のセキュリティグループを選択する]をクリックして、上記1.1で用意したセキュリティグループをクリックします。
[確認と作成]をクリックします。



SSHのポートを無制限で公開しているので、セキュリティグループの警告メッセージが表示されています。
今回は問題ないので、[作成] をクリックします。



[既存のキーペアの選択]を選択し、上記1.1で用意したキーペアを選択します。
[選択したプライベートキーファイル・・・・・]のチェックボックスをクリックすると、[インスタンスの作成]をクリックできるようになります。
[インスタンスの作成]をクリックします。



このまま、画面が変わるまで、しばらく待ちます。



下図の画面が表示されたらEC2インスタンスの作成を開始しています。
下にスクロールします。



[インスタンスの表示]をクリックします。



作成中のインスタンスが表示されます。
インスタンスをクリックすると、詳細が表示されます。[パブリックIP]に表示されたIPアドレスでSSHログインできます。



1.3.インスタンスへのSSH接続確認


自宅から PuTTY でインスタンスに ssh ログインしてみます。
ログイン手順は、「[AWS] PuTTY で EC2インスタンス(Linux) にログインする」を参照してください。



root ユーザでログインできればOKです。