[XenServer 6.1.0] CentOS6.4(32bit)のネットワーク・インストール


Create: 2013/04/30
LastUpdate: 2013/05/01

ここでは、XenServer6.1の仮想マシンにCentOS6.4(32bit)をネットワーク・インストールします。
OSのISOイメージは不要ですが、インターネットへの接続環境が必要です。
なお、XenServer6.1には、以下のパッチを適用してあります。
# xe patch-list | grep name-label
              name-label ( RO): XS61E001
              name-label ( RO): XS61E004
              name-label ( RO): XS61E003
              name-label ( RO): XS61E008
              name-label ( RO): XS61E006
              name-label ( RO): XS61E009
              name-label ( RO): XS61E010
              name-label ( RO): XS61E013
              name-label ( RO): XS61E012
              name-label ( RO): XS61E014

1.仮想マシンの作成


CentOS6(32bit)用の仮想マシンを作成します。
XenCenter を開いて、[New VM]ボタンをクリックします。



下図の画面が表示されたら、[CentOS 6 (32-bit)] を選択して、[Next]ボタンをクリックします。



[Name]に仮想マシン名、[Descprition]に説明を入力して、[Next]ボタンをクリックします。



今回は、インターネット上のOSイメージを使用してインストールしたいので、[Install from URL]を選択し、以下のURLを入力します。
このURLは、CebtOS6.4(32bit)用です。URLを入力したら、[Next]ボタンをクリックします。



仮想マシンを作成するホストサーバを選択します。
1つしかないので、そのまま[Next]ボタンをクリックします。



仮想マシンのCPUとメモリを設定して、[Next]ボタンをクリックします。
メモリは、CentOS6に設定できる最小値の512MBを設定しました。



仮想マシン用のディスクを設定します。
デフォルトでは8GBのディスクが1つです。増やしたければ、[Add]または[Properties]ボタンをクリックします。
今回は、デフォルトのまま[Next]ボタンをクリックします。



NICを設定します。
デフォルトは1つです。
今回は、デフォルトのまま[Next]ボタンをクリックします。



作成する仮想マシンの設定値を確認して、問題なければ、[Create Now]ボタンをクリックします。



2.CentOS6.4のネットワークインストール


仮想マシンの作成が完了すると、自動的に起動されて、下図の画面が表示されます。
言語を選択します。
矢印キーで移動して、"Japanese" を選択し、[OK]ボタンをENTERします。


ネットワーク情報を設定します。
デフォルトは、DHCPを使用するようになっていますが、今回は、IPv4の固定IPアドレスだけを設定します。
IPv4 の [Manual configration]に矢印キーで移動して、スペースキーで "*" マークを付けます。
さらに、[Enable IPv6 support]に矢印キーで移動して、スペースキーで "*"マークを消します。
最後に[OK]に移動して ENTER します。



IPアドレス、ネットマスク、ゲートウェイ、DNSを入力して、[OK] を ENTER します。



下図のように表示され、ネットワーク関連の設定が実行されます。
このまま、しばらく待ちます。



下図のように表示され、インストールイメージをダウンロードします。
このまま、しばらく待ちます。



仮想マシンにGUIインストールをするのに必要なメモリが割り当ててある場合は、下図のような画面が表示されます。
512MB では足りないので、下図の画面は表示されません。
この画面が表示された場合、[Use text mode]を ENTER して、テキストモードでインストールします。



[OK]をENTERします。



ディスクを初期化します。
[Re-initialize all] を ENTER します。



タイムゾーンを設定します。
矢印キーで "Asia/Tokyo" を選択し、[OK] を ENTER します。



root ユーザのパスワードを設定します。
パスワードを2回入力して、[OK]を ENTER します。



セキュリティ強度の低いパスワードを入力すると、下図のような警告メッセージが表示されます。
無視して続行したいので、[Use Anyway] を ENTER します。



パーティションの設定です。
デフォルトのまま、[OK]を ENTERします。



インストールでディスクを上書きするという最終確認です。
[Write changes to disk] を ENTER してインストールを開始します。



下図のように表示され、ディスクがフォーマットされます。
このまま、しばらく待ちます。



下図のように表示され、最小構成のパッケージがインストールされます。
このまま、しばらく待ちます。



下図の画面が表示されたらインストール完了です。
[Reboot] を ENTER して、仮想マシンを再起動します。



3.xs-toolsのインストール


再起動が完了すると、下図のように表示されます。
root ユーザでログインします。



[DVD Drive 1]のメニューで、"xs-tools" を選択します。
mount コマンドで xs-tools をマウントし、"install.sh" を実行します。



xs-tools のインストールが完了したら、xs-tools を unmount して、DVD Drive1 から eject し、仮想マシンを再起動します。



下図の赤枠のように表示されれば、xs-tools のインストールは成功です。



CentOS6のデスクトップ環境をインストールしたい場合は、「 [TIPS][XenServer 6.0] CentOS 6.0 に後から GNOME を入れる」 を参照してください。
XenCenter や VNC Viewer で Gnomeデスクトップを使用できるようになります。