[CentOS6][SOS JobScheduler] 単独ジョブをファイルトリガで実行する


Create: 2013/02/26
LastUpdate: 2013/03/27
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下図の環境で単独ジョブをHost-Aで実行してみます。
環境の詳細を知りたい場合は、メニューに戻って構築手順を参照してください。


ここでは、JOB1(上図)を StandaloneJob で作成します。この StandaloneJob が、Managerサーバの特定ディレクトリを監視して、指定されたファイルの存在を確認したら実行するようにしてみます。
手順については、「JobScheduler QuickStart (PDF)」を参考にしました。
JOEを使用して StandaloneJob の定義とディレクトリ監視設定を行い、JOCを使用してStandaloneJob の実行結果確認を行います。
JOEの環境(ホットフォルダなど)は、「 [CentOS6][SOS JobScheduler] Host-Aで単独ジョブを即時実行する」で作成したものを流用します。

1.ジョブの定義


[CentOS6][SOS JobScheduler] Host-Aで単独ジョブを即時実行する」と同じ手順で "watch_job" を作成します。

2.ディレクトリ監視設定


[FileWatcher]タブを開いて、監視するディレクトリとファイルを指定します。
ここでは、"/tmp/start_job.dat" をトリガファイルとします。
[Watch Directory]にディレクトリ名、[File Regex]にファイル名(正規表現も可)を入力して、[Apply Dir]ボタンをクリックします。


[フロッピーアイコン]をクリックして、保存すると、ディレクトリ監視がスタートします。
これで、トリガファイルを検知したらジョブが実行されます。


3.ジョブの実行


上記2でディレクトリ監視がスタートしているので、ここでは、トリガファイルを作成してジョブを実行します。
操作端末でブラウザを起動して、以下のURLにアクセスしてJOCを開きます。
  http://<Manager>:4444/
ディレクトリ監視中の "watch_job" は下図のように表示されています。


ここで、Manage サーバに jobs ユーザでログインし、以下のコマンドでトリガファイルを作成します。
$ touch /tmp/start_job.dat 

4.ジョブの実行結果確認


JOC で確認すると、トリガファイルを検知して、下図のようにジョブが実行されました。
[Show log]ボタンをクリックして、ジョブの実行結果を参照します。


ジョブの実行結果は下図のとおりです。
ちなみに、トリガファイルは削除されませんでした。