[CentOS6][SOS JobScheduler] 1台のサーバに複数のJobSchedulerをインストールする


Create: 2013/05/05
LastUpdate: 2013/05/05
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下図の環境を使用します。
環境の詳細を知りたい場合は、メニューに戻って構築手順を参照してください。


Standalone構成のJobSchedulerは、同一サーバに複数インストールすることができます。
同一サーバに複数のJobScheduler をインストールする場合は、Scheduler_ID と ポート番号が競合しないようにユニークな値を設定します。
また、同じDBを、複数のJobSchedulerで共有できます。
ここでは、Manager サーバに、もう一つ追加でJobScheduler をインストールしてみます。
GUIでインストールしてもいいのですが、前回インストール時のパラメータファイルを利用して、今回はバッチインストールを行います。

1.JobScheduler のバッチインストール


Managerサーバにjobsユーザでログインして作業します。
まず、SOS GmbH のサイトから JobScheduler のアーカイブを取得して解凍します。
手順は、「 [CentOS6][SOS JobScheduler] 2.5.JobSchedulerFullInstall のインストール(Standalone構成)」を参照してください。
最初にManagerサーバに JobScheduler をインストールしたとき に設定したパラメータが、以下のファイルに保存されています。
  • /opt/sos-berlin.com/jobscheduler/scheduler/scheduler_install.xml
前回と同じ設定でインストールしたいので、この "scheduler_install.xml" を "xxx.xml" にコピーして、以下のようにポート番号、ShedulerIDだけを修正します。
DBは共有したいので、設定は変えません。
<com.izforge.izpack.panels.UserInputPanel id="network">
<userInput>
<entry key="jettyHTTPSPort" value="8553"/>
<entry key="schedulerPort" value="5555"/>
<entry key="jettyHTTPPort" value="55550"/>
<entry key="launchScheduler" value="yes"/>
<entry key="schedulerAllowedHost" value="0.0.0.0"/>
<entry key="schedulerHost" value="localhost"/>
<entry key="schedulerId" value="scheduler100"/>
</userInput>
</com.izforge.izpack.panels.UserInputPanel>

"xxx.xml" を指定して、以下のようにインストーラーを実行してバッチインストールを行います。
これでGUIを使用せず、インストールが行われます。
$ setup.sh ./xxx.xml
以上でインストール完了です。
これで、Mnager サーバには、SuchedulerIDが "scheduler" と "scheduler100" の2つのJobSchedulerが稼動しています。

2.インストール後の確認


インストール先ディレクトリは、以下のとおり。
SchedulerID ごとにディレクトリが分かれています。
$ ls /home/jobs/sos-berlin.com/jobscheduler/
scheduler  scheduler100
$ ls /opt/sos-berlin.com/jobscheduler/
scheduler  scheduler100
JOCを見てみます。
今回インストールした "scheduler100"のJOCには以下のURLでアクセスします。
  • http://<IPアドレス>:5555/
インストール直後の画面は下図のとおり。赤枠には SchedulerID が "scheduler100" と表示されています。
このJOCでは "scheduler100" のジョブだけ扱えます。


JIDを見てみます。
今回は、DBを共有したので、JID では、下図のように複数のJobScheduler の情報を見ることができます。
下図では、SchedulerIDが "scheduler" と "scheduler100" のジョブが表示されていますが、[JobSchedulerID]を入力すれば、特定のSchedulerIDだけ表示させることも可能です。