[CentOS6][samba4] Windows の RSAT から samba4 の Activedirectory を管理する


Create: 2014/10/01
LastUpdate: 2014/10/03
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[CentOS6][samba4] samba4 で ActiveDirestoryサーバの構築 (Windows2008R2互換)」で構築したActiveDirectory を、Windows の「リモートサーバ管理ツール(RSAT)」で操作してみます。
ちなみに、ActiveDirectoryサーバの samba-tool コマンドでは、RSAT と同程度の機能を提供しているようです。
RSAT の使用方法は、以下のサイトが参考になります。

1.RSAT のインストール


Windows8に RSAT をインストールします。
作業は、ActiveDirectoryの管理者ユーザ(BLUE21\administrator) で行います。
まず、Microsoft のサイトから Windows8用の RSAT をダウンロードします。
  • http://www.microsoft.com/ja-jp/download/details.aspx?id=28972



ダウンロードしたファイルをダブルクリックしてインストーラを起動します。



下図のメッセージが表示されたら [はい] をクリックします。



ライセンスを承諾したら、[同意します] をクリックします。



下図はインストール実施中の画面です。終わるまで、しばらく、待ちます。



下図の画面が表示されたら、インストール完了です。
[閉じる]をクリックします。



2.RSATの操作確認


RSATで ActiveDirectory の情報が見れるか確認します。
[コントロールパネル] > [システムとセキュリティ] > [管理ツール] をクリックすると、下図の画面が表示されます。
[ActiveDirectory ユーザとコンピュータ] をダブルクリックします。



[blue21.local] > [Users] をクリックすると、ActiveDirectory のユーザ一覧を見ることができます。
samba_tool で登録した test_user01 があるので、問題なく見れているようです。



[blue21.local] > [Computers] をクリックすると、ActiveDirectory ドメインに参加しているクライアント一覧を見ることができます。



3.ユーザの登録


新規ユーザを登録してみます。
空白部分を右クリックして、[メニュー] > [新規作成] > [ユーザー]を選択します。



[姓]、[ユーザログオン]を以下のように入力して、[次へ]をクリックします。



[パスワード]、[パスワードの確認入力]を入力し、[パスワードを無期限にする]をチェックしたら、[次へ]をクリックします。



 [完了]をクリックします。



以上で、新規ユーザの test_user02 を登録完了です。
一覧には下図のように表示されます。



あとは、"BLUE21\test_user02" でログインして成功すればOKです。

4.移動プロファイルの設定


[CentOS6][samba4] samba4 で ActiveDirestoryサーバの構築 (Windows2008R2互換)」では、プロファイルを格納する共有ディレクトリを定義してあります。
なので、ユーザにプロファイルの場所を設定すれば、移動プロファイルの機能が使用できます。
test_user02 をダブルクリックして、プロパティを開き、[プロファイル]タブの[プロファイルパス]に以下のように設定します。
  • \\samba.blue21.local\profile\test_user02



 Windows に test_user02 でログイン後、ActiveDirectory サーバのプロファイル格納場所を見ると以下のとおり。
# ls -l /var/lib/samba/profiles
合計 16
drwxrwx---+ 14 3000019 users 4096 10月  1 09:10 2014 test_user01.V2
drwxrwx---+  2 3000021 users 4096 10月  1 12:40 2014 test_user02.V2

test_user02 のディレクトリが存在すればOKです。