Create: 2013/02/25LastUpdate: 2013/03/27下図の環境で、依存関係のある複数のジョブをHost-A、Host-Bで順番に実行してみます。
環境の詳細を知りたい場合は、メニューに戻って構築手順を参照してください。
ここでは、上図のJOB1とJOB３を OrderJob で作成して JobChain で依存関係を定義します。この JobChain から Order を作成して即時実行してみます。
手順については、「JobScheduler QuickStart (PDF)」を参考にしました。
JOEを使用してOrderJob、JobChain、Orderの定義を行い、JOCを使用してOrderの即時実行と結果の確認を行います。
JOEの環境（ホットフォルダなど）は、「 [CentOS6][SOS JobScheduler] Host-A、Host-B で複数ジョブ（JobChain）の計画実行（即時）」 で作成したものを流用します。
１．ジョブとJobChain の定義
「 [CentOS6][SOS JobScheduler] Host-A、Host-B で複数ジョブ（JobChain）の計画実行（即時）」と同じ手順で、OrderJob（job1／job3）とJobChain（job_chain1）を作成します。
２．Order の定義
JobChain を実行するときには、パラメータを指定したり、開始／終了する State を指定するなど、実行方法を指定することができます。この実行方法を定義したものを Order（=命令）と呼ぶようです。
ここでは、開始する State（=状態） を指定して、"step2" から実行するよう Order を作成します。
左側のメニューで[Job Chain Orders]をクリックして、[New Order]ボタンをクリックすると、下図のように新しいOrderが作成されます。
左側のメニューで新しいOrderの "1" をクリックします。
下図の画面が表示されたら、[Job Chain]に "job_chain1"、[State]に "step2" を入力し、[フロッピーアイコン]をクリックして保存します。
３．Order の即時実行と実行結果確認
操作端末でブラウザを起動して、以下のＵＲＬにアクセスしてＪＯＣを開きます。
http://<Manager>:4444/
ＪＯＣが表示されたら、[Orders]タブを開き、[test]→[job_cjain1,1]をクリックします。
下図のように、右側に [JOB CHAIN] が表示されます。
[job_chain_1,1] を右クリックして、メニューから、[Start order now] を選択し、Order を即時実行します。
ちなみに、右側に表示される [JOB CHAIN] の[Order menu]ボタンでも同じメニューを表示します。
Order の実行が終了すると下図のように表示されます。
[Show order history] をチェックすると、Order の実行履歴が一覧されます。
一番上が最新なので、[Show log]ボタンをクリックして実行結果を参照します。
下図は、Order の実行結果です。
