[CentOS6][SOS JobScheduler] ジョブでイベントを生成する


Create: 2013/03/21
LastUpdate: 2013/05/04
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下図の環境を使用します。
環境の詳細を知りたい場合は、メニューに戻って構築手順を参照してください。


JobChain では、シーケンシャルなジョブの連携しか定義できませんでしたが、
イベントを利用することで 下図のような複雑な条件のジョブ連携 が可能になります。
(図:JobSchedulerEventマニュアルから引用)

ここでは、ジョブでイベントを生成する機能だけを試してみます。
手順については、「JobScheduler Events(PDF)」を参考にしました。

1.StandaloneJob の定義


JOEで下図のようにジョブを定義します。
イベントの生成には、JobSchedulerのJavaアプリケーションを使用します。
[Classname]には、"sos.scheduler.job.JobSchedulerSubmitEventJob" を設定します。


[Documentation]タブで、以下のようにJobSchedulerで用意された"jobs/JobSchedulerSubmitEventJob.xml"を設定します。
こうすると、上図で指定した Javaアプリケーションの説明をJOCで見れるようになります。


生成するイベントの情報をパラメータで指定します。
ここでは、イベントクラスとイベントIDを設定します。適当な任意の値を設定します。


2.ジョブの実行


JOCでジョブを  実行 します。実行結果は下図のとおり。


Managerサーバに jobs ユーザでログインし、以下のようにコマンドを実行すると、イベントの数を確認できます。
この例では、イベント・クラスが "test" のイベントが1個あります。
$ sos-berlin.com/jobscheduler/scheduler/scheduler_home/bin/jobscheduler_event.sh -e test -w check -s localhost -r 4444
1
イベントを削除したい場合は、以下のようにします。
この例では、イベント・クラスが "test" で イベントIDが "A" のイベントを削除します。
$ sos-berlin.com/jobscheduler/scheduler/scheduler_home/bin/jobscheduler_event.sh -i A -e test -w remove -s localhost -r 4444
Job Scheduler response:
OK
なお、 JID を使用すると、GUI でイベントを確認できます。

3.ジョブの説明を見る


JOCでジョブの説明を見てみます。
下図のように、ジョブを右クリックし、メニューから [Show descprition] を選択します。


下図のようにジョブの説明画面が表示されます。
指定可能なパラメータと、各パラメータの説明など見ることができます。